<リアリズム・コンプレックス>ステートメント

新しいメンバーも加わり2年目を迎えるリアREALISM COMPLEX

 

文学に於いては<叙事><叙情><劇詩>に大別される表現形式が、絵画に於いても<客観><主観><物語>という解釈で展開される。古典絵画の<物語>は、神話や聖書、民間伝承等であったが、現代絵画の<物語>は、社会現象、サブカルチャー、個人の体験や記憶を共感というファクターで結晶化し、ある種のリアリズムとして成立させる

 

写実第3世代の特徴はドラマ性にある。アカデミズム絵画の志向性と類似はあるが、彼らが紡ぎ出す物語は、神話や聖書を題材にしたものではなく、自らがリアリティーを感じるフィクションだ。戦後、相対化された価値文化から生まれたリアリズムは、何を目指しどこへ向かうのか。また、そのシーンと一線を画すニア・リアリズムが担う役割は何か。

 

僕がキュレーターとしてリアアートユニットとして展開する意味は、新たな絵画の萌芽を提示することにより、現象から大きな流れへと「バラルの扉」を開くための試みです。

キュレーター 丸山 勉

 

 

リアREALISM COMPLEXとして2012年から期間限定で、写実第3.1世代を中心に20名弱のアートユニットを結成しました。

 

大阪・名古屋・渋谷から始まり、2013年の今年は大阪・名古屋・ドイツ・渋谷、2014年は、青山・大阪・名古屋・渋谷、2015年はファイナルとして青山・神戸・横浜を予定しています。

 

 

 

 

WEBSITEも制作し、充実のコンテンツを目指してます。

 

展覧会だけではカバーし切れない個々のキャラクターに焦点を当て、メンバー一人一人にスポットを当てたサイトです。

キュレーター紹介
白日会会員 

日展会員

丸山 勉

 

僕は、リアコンに関しては基本キュレーターです。企画(メンバーの選定)、広報、画廊と作家の調整。画廊サイドも従来道りの業務はします。いくらか役割が被る部分もありますが、僕の方はコンセプト中心、画廊の方はビジネス中心です。

 

作家のキュレーションはよくあるスタイルと思われる人も多いと思いますが、絵画では異例で各方面から賛否両論ありましたが、国内で行われるグループ展で話題になれるというのは、結果良かったと思います。

 

芸術と経済は、何時の時代も不即不離であり、どちらか一方の価値観が大きくなると行き詰まっていきます。ある意味、作家が積極的に展覧会の企画に関わるのは、絵画に於いても時代の見えざる要請かも知れません。

 

次の段階としては、写実という概念を解体する現状に合った絵画概念が必要だろうと思います<多様なリアリズム・クラスタ>。

 

 明治以降、洋画のコンセプトは海外からの輸入ばかりでしたが、日本発の絵画ジャンルが出来れば痛快ですね。